
4歳、5歳からできる、6歳~9歳の小学校低学年の子供さんへの矯正治療
「プレオルソ」こども歯ならび矯正法とは?
「プレオルソ」こども歯並び矯正法とは、 プレオルソという「マウスピース型矯正装置」を使い、 小児(4歳から9歳ぐらいまで)の歯並びを悪くしている 口周りの筋肉を訓練することで歯を動かす矯正治療のことです。
小児矯正について
【小児矯正の問題点】
日本で行われているオーソドックスな矯正治療に問題があるとすれば、それは“スタート時期”でしょう。
全ての6歳臼歯と上下2~2の計12本の萌出完了とともに矯正の精密検査が可能になりますので、そこから一期治 療(前半矯正)が始まります。
年齢では7~8歳ごろです。
しかもその時点で顎の骨の幅が足りない場合は“永久歯の間引き”つまり抜歯矯正が必要になってしまうケースもあるのです。
(もちろん顎の拡大をおこない、抜歯なしで矯正できるケースも多々あります。)
小児矯正の治療時期の目安
1期治療(顎の骨格の矯正で、永久歯が整然と萌出するよう誘導する):7歳~11歳
2期治療(歯列矯正):11、12歳~成人
正しい位置に歯が並ぶ舌や唇に筋肉に鍛えていきます。
本来歯は一か八かで生えてくるのではなく、正しい舌と頬と唇の筋肉が力のバランスのとれた所に並んでいきます。
プレオルソは歯を並べる装置ではなく、そういった筋肉を訓練する装置です。
プレオルソを入れることで、舌や唇の筋肉が正し力を発揮できるようになります。
その結果歯が正しい位置に動いていきます。
プレオルソを入れると1日のうちに 1000回から2000回行う飲み込む作業を正しくできるようになります。
最初装置を入れると、間違った癖があるお子さんは窮屈です。
バスケットのシュートやテニスやゴルフのフォームを覚える最初の窮屈な感じです。
多くのお子さん見よう見まねでいきなりスポーツをするわけではなく正しいフォームを習ってできるようになるのと一緒で歯科医院で正しい呼吸・飲み込みを覚えてもらう装置です。
負担を少なくすることで子供さんにもお母さんにも優しい
プレオルソは既製品の装置なので一人一人に合わせた装置を作る床矯正よりも治療費を低くすることができます。
装着時間は就寝時と家にいる時に1時間前後のみので十分です。
また、食事の時や運動時には装置が外せますので、歯磨きも十分にできるので虫歯の心配や、装着中の怪我の心配も少なく育ち盛りのお子様にも安心です。
歯が抜けたりする生え変わりの途中の時期でも装置を入れることができます。
できるだけ負担を少なくすることで優しい、身近な矯正治療です。
正しい機能があるか?セルフチェック・・思い当たることないですか?
- ポカンと口を空いている
- 唇が厚ぼったい、上下の唇の厚さが大きく違う
- 食べ物をよくこぼしたり、くちゃくちゃして食べる
- すぐ飲み物で流し込んだり、まる飲みをして噛まない
- 話す時やしゃべるときに舌が口から出ている
- 舌を前に出すとギザギザの跡がある
- うつぶせで寝ている
- よくいびきをかく
- 爪を噛む
- 正面から見ると顔が曲がってきた
- 指しゃぶりをする
- 横から顔を見ると上唇に比べて下唇が後ろに下がっている
- いつも唇がかさかさでよく切れる
- 口を閉じると顎に梅干しのようなしわができる
※歯並びが悪くて上の中で思い当たることがあれば、それが歯並びを悪くしてる可能性があります。
様々なケースに対応できる”プレオルソシリーズ”
タイプⅠ 叢生(でこぼこの歯並び)、上顎前突(出っ歯)の時に使用します。 | |
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タイプⅡ 開咬(前歯が噛まない)の時に使用します。 | |
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タイプⅢ 反対咬合(受け口)の時に使用します。 | |
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この3タイプを使い分けていきます。
出っ歯受け口などほとんどの症例で可能です。
ただ歯科クリニックでは4歳ぐらいから治療を開始して9歳までに終わらせる装置と位置付けています。
もしくは本格的な矯正治療を行う前の前準備や他の矯正装置と併用することで効果を上げるために使用します。
装置は問題がなくても1年過ぎたら交換の必要が出てくることがあります。
治療費の目安
診断料:レントゲン撮影・口腔内写真撮影
40,000円(税別)
装置代:
400,000円(税別)