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インプラント
「外科主導から補綴主導へ。究極のインプラント手術」 - コンピュータシミュレーションによる計画手術 -

インプラント治療について

インプラント治療とは失った部分に人工の歯の根っこ(人工歯根)を植立し、その上に歯を作る・・・という方法で、「欠損部分を補うために、周辺の歯を削る」というようなリスクを負うことなく、また、入れ歯のような取り外しの作業もなく、異物感もなく、自分の歯と同じような、噛み心地を回復できるというものです。
インプラントには、複数の欠損を補うためのインプラントどうしのブリッジ、入れ歯を安定させる装置としての利用・・・等々、インプラントの適用はかなりの広く、そのインプラントの上部構造(「歯」に相当する部分)には、患者様の症状にに合わせてゴールドや陶器の歯など、さまざまの材料を使うことが出来ます。
しかし、患者さんによっては全身的な問題や顎の形態などから、インプラントによる処置が不可能な場合もあります。

  • あごの骨が薄い人
  • 歯周病などで骨の吸収が進み、そこに骨が少なくインプラントを維持する強度が足りない人
  • 強度の糖尿病などの疾患のある人
  • インプラントが体に合わない人(金属アレルギー)

もちろんこの中にはその問題を克服できる手術方法もあります。
また、近年のインプラント体はチタンでできており、現在のところ金属アレルギーなどをおもちの方への使用もまず問題はないと言われています。
ただ残念なことにインプラントによる処置は現行の健康保険法では給付対象外のため、すべて自由診療ということになってしまいます。

インプラント治療について

■インプラント症例

case1

Case01

患者様情報 50代 男性
主訴 上の前歯の差し歯が取れた
診断 歯根破折
治療内容 抜歯後インプラント即時埋入
治療期間 仮歯で調整しながら4ヶ月で最終セット完了
熟練の技工士と連携し周りの歯の『形状』『色』『歯茎部ライン』など精密に設計。
シュミレーションを繰り返し仮歯で調整しながら4ヶ月で最終セット完了。

インプラント治療のリスク

一般的なインプラント治療の手術は、親知らずの抜歯と比べても大差はありません。

しかし、どちらも外科手術である以上は、「リスクがゼロ」とは断言できません。

だからこそ、患者様にはリスク要因を理解していただき、それに対して当院がどのようなリスクヘッジを行っているのかをご説明させていただきます。

リスク要因
  • 大きな血管を切除する際の大量出血
  • 神経の損傷等による唇の麻痺

以上が挙げられます。

よって、インプラント治療をする際は、必ず「手術前の精密検査」が必要です。

当院では、インプラント治療を検討されている方に、術前の検査方法や治療に関しての説明を徹底して実施していきます。

歯科用CTスキャン等で事前に血管や神経の位置を確認し、あらゆるリスクを限りなくゼロに近づけていきます。

※ 治療前の情報共有、検査をする環境(検査機器など)が整った歯科医院で手術することをおすすめいたします。

体に負担の少ないガイデッドサージェリー

ノーベルクリニシャン

インプラントにおける世界的なリーディングカンパニー「ノーベルバイオケア社」が開発した、インプラント治療専用のシミュレーション解析ソフト。3D画像を見ながらインプラントを埋入する位置を決定でき、精度の高いオペが実現します。また、歯ぐきを切開せずに済むため痛みや腫れが少なく済み、手術時間も短縮できます。

Nobel Guide によるフラップレス(無切開)手術 The flapless surgery by Nobel Guide

Nobel Clinicianソフトウェアを使い、患者様のCTスキャンデータを基に作成された「サージカルテンプレート」を用い手術をする事により、事前に決められた位置、深さにインプラントを入れる事が出来ます。
一般に歯肉を切開し、骨の状態を見ながら手術をするのではなく、「切らない」で手術を終える事が出来ます。
切らないので、手術時間を短縮でき、腫れや、痛みを抑える事が出来ます
当然、抜糸の必要もなく歯肉の治癒期間も短くなるので患者様の体への負担を大きく抑える事が出来ます。

審美インプラントを成功させるガイデッドサージェリー

従来のインプラント治療では、CT等で術前に診査・診断を行うものの、歯肉を切開し、骨の状態を見ながら手術を行いますので、術者の経験や治療技術に大きく頼っていました。
ガイデッドサージェリーによる手術では、最終補綴から導かれた理想的なインプラントポジション(インプラントを入れる深さ、角度、位置)にインプラントを入れる事ができるので、美しいインプラント治療を行う事ができます。



多くの手術の経験を積んだドクターでも、数mmのインプラントポジションのずれが起きる可能性は十分にありえます。
このインプラントポジションのずれが、インプラント治療においてトラブルになることは少なくはありません。
全顎的な治療や、前歯部等の「審美領域」でのインプラント治療であればなおさらです。
インプラントのやり直し治療は、患者様にとっても術者にとっても大変な事です。
インプラント手術の治療経験を多く積んだドクターが、さらにガイデッドサージェリーの経験を多く重ね、症例によってガイデッドサージェリーを上手に選択することが出来るならば、最善の治療結果を生み出せることは間違いないと考えております。

ガイデッドサージェリーの流れ

■補綴主導のインプラント治療(ガイデッドサージェリー)

補綴主導のインプラント治療イメージ